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矯正にはなぜ保定が必要なのか

矯正にはなぜ保定が必要なのか

こんにちは!さいたま市、東大宮駅すぐの歯医者、マスダ歯科医院です。 今回は矯正治療が終わった後に行う保定について解説します。

矯正治療には歯を動かす時期と歯を動かさない時期(保定)があります。

歯を動かす時期にはワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を使い歯の周りの歯根膜を刺激し歯を動かしていきます。その結果、歯根膜の細胞が反応して、歯が移動しようとする側の骨が溶け、反対側の骨が作られます。この繰り返しによって歯は少しずつ動いていくのです。歯を動かした直後は歯が動きやすく治療前の状態に戻ろうとする力が働きます。この「後戻り」を防ぐために矯正では保定が必須です。

    <Before>      <After>

 

保定が必須なワケ① 動きやすい状態になっている組織を固定する

矯正治療で歯を理想的な位置に動かしても、すぐにその場所に歯が安定するわけではありません。歯のまわりにある骨や歯ぐきなどの組織は、すぐには新しい位置に慣れないため、歯はまだ動きやすい状態にあります。

そのため、歯のまわりの組織が少しずつ変化し、新しい歯の位置にしっかりと適応して落ち着くまで、リテーナー(保定装置)でしっかり保定しておくことが大切です。

治療後の保定期間をしっかり守ることで、せっかく整えた歯並びをきれいに保つことができます。

 

保定が必須なワケ② 不要な圧によって歯が動くの防ぐため

私たちの歯には、普段の生活の中でいろいろな力がかかっています。たとえ矯正治療できれいに歯並びを整えても、たとえば「舌を前に出すクセ」などがあると、少しずつ歯が動いてしまうことがあります。

こうした日常のクセや力から歯を守るために、「保定(ほてい)」という大切なステップが必要になります。

保定とは、動かした歯が元の位置に戻ってしまわないように、リテーナー(保定装置)を使って歯の位置を安定させる期間のことです。せっかく整えた歯並びをずっときれいに保つためにも、しっかりと保定を続けましょう。

 

保定装置はしっかり使いましょう

マスダ歯科医院では、矯正治療が終わった後、歯を動かしていた期間と倍の時間、保定装置(リテーナー)を使っていただくようにお願いしています。

特に、矯正が終わったばかりの時期は、歯が元の位置に戻りやすいため、長い時間の装着が必要です。     

実は、歯は一生を通して少しずつ動き続けるとも言われています。そのため、保定期間が終わった後も、夜間だけでもリテーナーをつけておくことで、きれいな歯並びを長くキープすることができます。

せっかく整えた歯並びを守るためにも、リテーナーの使用を忘れずに続けましょう。

矯正治療後もメインテナンスを

矯正治療が終わっても、「歯並びが元に戻らないか心配」「保定装置が壊れていないか気になる」という方もいらっしゃると思います。

マスダ歯科医院では、矯正治療後も定期的なメインテナンスを受けていただくことができます(※一部費用がかかります)。

また、せっかく歯並びがきれいになっても、むし歯ができてしまっては残念ですよね。特に、固定式の装置を使っていた方は、ワイヤーのまわりに汚れがたまりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まるため注意が必要です。

治療が終わった後も、半年に一度は定期的にメインテナンスを受けて、お口の健康を守りましょう。早めに気づいて、早めに対応することが大切です。

マスダ歯科院のホームページでも症例紹介を行っております。是非ご覧になってください。

(歯科医師 藁谷)

https://www.masuda-dental.jp/case-orthodontic/